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住宅ローンの審査が通ったタイミングで、並行して住宅メーカーも探し始めました。

土地の価格が高かったため、建物については最低限の予算で建てなければなりません。
126.27㎡（約38坪=約75畳）の土地に、40%の建蔽率（敷地面積に対する建築面積の割合）で建てる場合、概ね2000万円前後の価格帯が相場とのこと。まずは、この費用感で対応してくれる住宅メーカーを、殖産ベストから紹介してもらいました。

理想の家は建てられない

吉祥寺に家を建てると決めた当初は、妻と夜散歩をしながらこんな会話をして、夢を膨らませていたものです。

「コンクリートで建てたいね。木目柄のコンクリートもいい。形は三角屋根ではなくてキューブ型」

「コンクリートと木材の組み合わせがかっこいい。室内の天井にも木材をたっぷり入れてロッジ風にしたい」

「庭に大きめの木を植えよう。夜は木をライトアップすると最高に綺麗。重厚感のある木材のフェンスも作って家を囲もう」

殖産ベストの担当者に、上記のような希望を目をキラキラさせながら伝えると、2000万円前後の予算では厳しいと、暗に、優しく告げられ、現実を知ることになります。
この予算では住宅メーカーが提供するテンプレートで建てることがメインとなり、どうしてもこだわりたい箇所だけ、予算を積んで実現する流れになることが分かりました。

コンクリートで建てるなんてとても無理。選択肢は木造の戸建一択になっていきます。

建物の価格帯が分かってくると「> 各エリア特徴と相場」で記載した夜散歩で見てきたような豪邸の数々を思い返して「彼らはどれだけお金持ってんだよ！」と、吉祥寺の富裕層と私たちとのレベルの違いに、思わず笑ってしまいました。

担当者との相性を重視

当然ながら各住宅メーカーごとに特徴や得意とするデザイン・仕様などがありますが、建物にかけられる潤沢な予算がないため、あれもこれもこちらの希望を実現できるわけではありません。
そうであれば、どの住宅メーカーにお願いしても、できることはそれほど変わらないので、担当者との相性を重視することに。
高額な買い物で、半年ほど打ち合わせを重ねることになるので、相性が悪いと打ち合わせのたびにストレスが溜まることになるからです。これは避けたい。

殖産ベストから紹介された住宅メーカー2社と、自分で調べてコンタクトをとった3社。合計5社にアプローチ。
紹介された2社についてはモデルハウスを見学し、メーカー担当者から自社の強みなどの説明を頂きました。
自分でアプローチした3社については、各社のWebサイトから問い合わせます。
すでに土地を購入していたため、土地の位置、広さ、希望する建物の概要、概算の希望予算などを簡易にまとめて問い合わせフォームに送信しました。

実際にお会いしたのは住宅メーカー3社の3名の担当者。
A社のご担当は物腰柔らかで静かな印象の30代くらいの男性。発言が少なめで「ここはこういう理解で合ってますか？ここはこういうことでしょうか？」など、こちらから質問しないと沈黙の時間が多くなってしまう状態でした。こちらとしては一生に一度の買い物。もう少し前のめりに情熱を持って会話をして欲しかった。打ち合わせをするたびに不安になってしまいます。

B社のご担当はパワフルでざっくばらんに話してくれる50代くらいの男性。
相性は良いと思いましたが、見学したモデルハウスとパンフレットの建物の印象が洗練され過ぎていて、僕の好みであるポップで個性的なデザインから少し離れていたので遠慮させて頂きました。

最終的にはアキュラホームにお願いすることに決めました。
> アキュラホームグループ公式サイト

Webサイトのフォームから問い合わせた翌日には返信があり、その時点ですでに私たちの土地を現地まで見に行ってくれていたのです。
担当者は経験豊富な50代くらいの男性。紳士的な印象で、迅速・丁寧な対応に安心。最初の打ち合わせを終えても、その印象が変わらなかったため、アキュラホームのご担当にお願いすることにしました。

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