1892年（明治25年）創業の老舗蕎麦処。薮睦会（やぶむつみかい）、木鉢会所属店。
現在では4代目の鵜飼泰氏が暖簾を守っています。
公式サイトには2003年（平成15年）には藍綬褒章、2015年（平成27年）旭日中綬章受賞（共に3代目が受賞）と記載がある由緒あるお店。

写真をもっと見る

雰囲気・その他 >
メニューPDF >

YouTube動画を見る >

※料理の内容や価格は変更になる場合があります。参考としてご覧ください。

店舗は2F構成で、1Fにはガラス張りの蕎麦打ちスペースを囲むカウンター席とテーブル席、2Fはテーブル席が中心で、1つだけ2名用の小さな座敷エリアがあります。

伝統の二八蕎麦

上野藪そばの蕎麦は二八。北海道旭川市江丹別産を使用しています。
一般的には「せいろ」蕎麦ですが、上野藪そばのメニューには「せいろう」と書かれています。オデコの高さまで持ち上げてからツユに付けることができるくらい長めにカットされているので、勢いよくズズッと啜るのが気持ちいい。サクッとした歯応えと喉越しを堪能できます。

ちなみに麺類少なめを「さくら盛り」と表現しているところが可愛らしい。
味はもちろん、メニュー名にまで工夫を感じるところは、さすが上野藪そばといった印象を受けます。

天丼も最高に美味しい

海老天丼の海老天は、丼に収まらず蓋からはみ出た状態になっていてインパクトも抜群。
サクッと香ばしくてとても軽い口当たり。タレも適量で、天丼特有の油っこさを感じにくい仕上がりです。
お椀と香の物も付いてきます。

蕎麦前メニューも充実

蕎麦を注文する前に、お酒と共に楽しむ1品料理。これらも充実していて美味しい。
板わさ、卵焼き、あいやき（鴨肉を焼いたもの）などの定番から、炙り明太子、いかの塩辛、穴子の白焼きなどの海鮮メニューもあります。

炙り明太子はプツプツの食感と塩味がビールにピッタリ。
穴子の柳川は香ばしく焼いた穴子を、とろとろの卵で閉じてあります。

ざっくばらんな感想・クチコミ

訪問日：2024/1/10

kj
・料理/盛り付け/器　★★★★★
木鉢会所属の蕎麦処巡りをしてますが、他の木鉢会店と同様に上野藪そばの蕎麦も箸で持ち上げると解けていくような状態で、サクッとした歯応えが気持ちいい。ツユは濃いめなので、少しだけつけて勢いよく啜りましょう。
天丼も美味いのでオススメです。

・接客/雰囲気　★★★★★
店内は格式を感じる雰囲気なのですが、女性スタッフが花柄のエプロン姿だったりするので大衆感もあり。変に緊張せずに落ち着いて食事できます。
1Fにも2Fにも、筆で特大サイズで平仮名で「そば」と書かれている書が飾られてあるのもいい。
一部のテーブルは鮮やかな朱色（オレンジに近い）でとても綺麗です。

関連ページ
木鉢会の蕎麦処 >

SNS

SNSでも吉祥寺情報を発信しています。
繋がりましょう。

発信者：高橋賢司
Webディレクター／吉祥寺 Kichijoji GO！運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店

Instagram >　X・旧Twitter >　YouTube >