井の頭自然文化園は、吉祥寺通りの西側にある動物園(本園)と、井の頭恩賜公園と隣接する水生物園(分園)の2つのエリアから構成されています。
東京ドーム約8個分の面積をもつ井の頭恩賜公園の約1/3という広大な敷地面積で、170種類以上の動物を飼育しています。
動物園(本園)
メインとなるのは吉祥寺通りの西側にある動物園。
180頭ほどいるモルモットを抱っこできる触れ合いコーナー、多くのニホンリスが放し飼いされている「リスの小径」、アカゲザルが飼育されている猿山、メリーゴーランドやティーカップなどを楽しめる小さな遊園地エリアまであります。
園の中には休憩もできるカフェや広場もあるので、お子様連れのファミリーでも気兼ねなく訪問できます。
■リスの小径(こみち)
動物園の中で特にオススメのスポットは「リスの小径」。網で囲われたリスの小径エリアは、野生に近い姿や仕草を観察できるように工夫されています。
歩く度に多くのリスたちが茂みの中を走り回り、その可愛い姿を間近で見ることができます。だいたい逃げられてしまいますが、静かに手を伸ばせば触れることもできるかもしれませんよ。
■皆に愛されたアジアゾウの「はな子」
ゾウ舎が完成した1954年(昭和29年)3月5日に、上野動物園から引越ししてきた「はな子」。
過去に3回、移動動物園が井の頭自然文化園で開催され、その度に来園した「はな子」は地元の子供たちに大人気でした。そんな子供たちの強い要望から井の頭自然文化園に来ることになった「はな子」は、長きにわたって愛されることになります。
後に国内では最年長のゾウとして知られるようになりますが、残念ながら2016年5月26日に69歳で死亡しました。
吉祥寺駅北口のロータリー内に「はな子」の銅像があるのは、このような歴史があるためです。
水生物園(分園)
本園から吉祥寺通りをまたぐ陸橋を渡って分園に行くことができます。吉祥寺駅から最も近い分園は、井の頭公園内にある七井橋付近からも入園できます。
分園はまるで森の中に入っていくような雰囲気。平日は人も少なく穴場の森林浴スポットでもあります。
魚類をはじめ、ハクチョウ、カモ、コウノドリ、ツルなども見ることができます。
・水生物館
分園の中を巡っていて建物が見えたら水生物館です。小さな水族館といった雰囲気。
水生物館では、日本産淡水魚や両生類の飼育展示と保護増殖をしています。
また、井の頭池の歴史年表や「かいぼり」の様子を紹介したパネルなども展示されています。
「かいぼり」とは池の水を抜いたり汲み出したりして干し、底に溜まった泥を除去して池を補修すること。水質の改善や外来生物の駆除などを目的に実施されることもあります。
開園時間・入園料・営業日など
■開園時間
9時30分~17時(入園および入園券・年間パスポートの販売は16時まで)
16時をすぎると動物園から水生物園への入園、水生物園から動物園への入園ができなくなります。
■入園料
一般:400円、中学生:150円、65歳以上:200円
小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料で入園できます。
■休園日
月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合は、その翌日が休園日)/年末年始(12月29日から翌年1月1日)
データ参照元:井の頭自然文化園公式サイト/井の頭公園100年写真集(ぶんしん出版)
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発信者:高橋賢司
Webディレクター/吉祥寺 Kichijoji GO!運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店
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