2023.9.8
長野県北部にある湯田中駅から徒歩約10分。
湯田中温泉にある天然温泉かけ流しの温泉旅館。
創業は約200年前。江戸時代寛政年間(1789~1801)頃に営業を開始した歴史ある旅館。
登録有形文化財の指定を受けている桃山風呂もあります。
美しい吹き抜けロビー
建物に入ると2Fエリアまで吹き抜けで作られている大空間が広がっています。
天井まで木材が張られていて、豪華でありながらも落ち着いた雰囲気。
チェックインすると、階段を登ったロビーの2Fエリアで、お茶と熱いおしぼりと共に館内の説明をしてくれます。
絶品の会席料理
後ほど紹介する桃山風呂も素晴らしいですが、夕食の会席料理も素晴らしい。どれも絶品です。
食前酒から始まり水菓子まで。盛り付け、器までとても綺麗。
信州サーモン、勘八の刺身はしっとりした舌触り。しっかりした歯応え。
サーモンのオレンジ色は今まで見たことのないような鮮やかさ。勘八の切り身は血管のような筋まで透けて見えます。
よろづやの刺身5種盛り合わせなどがあったら是非食べてみたい。
鮎の塩焼き。尻尾とヒレにだけ塩が付いている仕上がりも初めて見ました。
頭からかぶりつけば、臭みのないほのかな苦味までとても美味しい。
りんごで育った信州牛のしゃぶしゃぶなど、メインの料理はもちろん、1粒1粒ツルッとした食感のお米や、さりげなく添えてあるお新香なども美味しいの一言。
長野の山・川の幸を堪能できます。
登録有形文化財・桃山風呂
よろづやといえば何と言っても桃山風呂。
2003年(平成15年)に文化庁から国の登録有形文化財の指定を受けています。
公式サイトには下記のように説明が書かれています。
「安土桃山時代の伽藍建築の粋を集めた大浴場を新築すべく、設計は日劇や善光寺納骨堂を手がけた沖津清、棟梁は社寺建築に巧みな地元の大工市川正主のもとに、昭和26年(1951)年初より着工し、約3年の歳月をかけて「桃山風呂」が昭和28年9月に完成しました。
浴室の総面積約200平方メートル、湯船は約40平方メートル、容積24トン、洗い場は笠間の稲田石で固めてあります。」
9:45から10:00までは、宿泊者は桃山風呂を自由に撮影することができます。
これも嬉しい。
着替えをする脱衣所の空間から凄い。
まず木材の気持ち良い香りがしてきて、立派な円柱や、見上げれば繊細に彫られた欄間が目に入ってきたり。
思わずキョロキョロして見入ってしまいます。
そして風呂エリア。
広々とした楕円形の湯船、飾りをあしらった木材で組み立てられた大空間。圧巻です。
湯気で幻想的になったこの空間を眺めながら、ゆっくり温泉に浸かる。最高に贅沢。
紅葉などの木々に囲まれた露天風呂もあり。
秋には紅葉が赤く染まって、さらに綺麗になるでしょう。
8月下旬に訪問したのですが、オフシーズンということで宿泊客が少なく、この桃山風呂をほぼ貸し切りの状態で利用することができました。
贅沢な時間を過ごすことができて大満足です。
ADDRESS
長野県下高井郡山ノ内町平穏3137
3137 Yamanouchimachi Hirao Shimotakaigun, Nagano Prefecture
TEL (受付9:00-18:00)
0269-33-2111
+81-269-33-2111
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発信者:高橋賢司
Webディレクター/吉祥寺 Kichijoji GO!運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店
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