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2024.9.15
群馬県にある渋川駅から車で約10分。
利根川沿いにある鮎料理専門店。
営業期間は夏の間だけ。6月末から9月末までで、この間は毎日11時から20時まで営業しています。
利根川の真横にある落合簗の食事スペースはフルオープン。どの席からもキラキラ光る清流を眺めることができます。
入口付近にはテーブル席エリア、そしてメインの座敷エリアがあり、全部で170名が座ることができます。
訪問した日の最高気温は35度。クーラーはありませんが風通しが良いので、汗ばむこともなく鮎料理を楽しめました。
左が落合簗の建物。右が利根川。清流がすぐそばにあって最高のロケーションです。
ところで落合簗の「簗(やな)」は、聞きなれない言葉でしょう。
「簗」とは川の流れを導いて、竹などで組んだ簾(す)を設けて鮎を獲る仕掛けのこと。落合簗のパンフレットには、古事記にも登場する伝統的な古式漁法であると書かれています。
この「簗」で獲れた新鮮な鮎料理はどれも絶品。
鮎は入口付近にある巨大なドラム缶(いろり)の中に刺して焼かれます。
写真はスタッフが大量の鮎に1本1本、串を刺しているところ。
中央に備長炭が積まれていて、その周りに串に刺した鮎を綺麗に並べて焼いていきます。
写真を撮ってもいいか聞いたらスタッフさんが快くOKしてくれたのですが、当然ながら近づくととても熱い。iphoneの画面に「iphoneの温度を下げてください」と、初めてみる警告表示が出たほど。
そして焼き上がった鮎の塩焼き1本950円。
これだけヒレがしっかり広がっている鮎の塩焼きは初めて。メニューには、
「ひれ(背びれ・胸びれ・腹びれ・尻びれ)が立っているのが活魚の証」
と書かれています。
身が美味しいのはもちろん、皮の厚み・旨みも凄い。ときどき感じる肝のキリッとした苦味もいい。
頭から尻尾まで丸ごと食べることができます。
あまりに美味しいので、子持ちの鮎を追加で注文。卵をたっぷり蓄えていて腹がはち切れんばかりに膨らんでいます。
全体の7割くらい卵を食べているような感覚で、プチプチの食感がたまりません。
ちなみに鮎は、夏の間の時期によって味わいが変わります。
6月末から7月中旬は若鮎で、骨が柔らかく頭からガブリと食べられます。
7月中旬から8月末は最盛期で、鮎のサイズが大きい。
9月上旬から9月末は子持ちの鮎を多く楽しめます。
鮎の刺身1200円。
まず盛り付けの美しさに驚きます。氷まで添えてあって清涼感の演出が素晴らしい。
身は引き締まっていてコリっとした食感もあり。臭みはなく淡白な味わいです。
鮎のフライ950円。
衣はしっかりした厚みを感じて、サクサクの食感。
身は瑞々しさを保っていて、ジュワッとした鮎の汁が口の中に広がります。
鮎飯(2膳)1200円。
鮎の風味が優しく香る仕上がり。身も混ぜ込まれています。
つけもの1皿600円。
茄子の鮮やかな青色がとても綺麗。どれも歯応え・食感が抜群で鮮度の良さを感じます。
うるか(鮎の塩辛)600円。
珍味。口の中に少し入れただけで、強烈な苦味が広がります。あえて例えるなら、沖縄の豆腐ようの苦い版、といった味わい。お酒が進みます。
東京ではなかなか味わうことができない絶品鮎料理。
近くの伊香保温泉を訪れる際には、この落合簗にも足を運んでみては?
落合簗の公式サイトに詳しく記載がありますが、落合簗は経営不振によって2000年に閉店し、3年間放置されたままでした。
その後、もともと落合簗のファンで通っていた黒岩基次さんが、勤めていた群馬県内の金融機関を退職して落合簗の再建を目指し、畑違いの飲食店経営に挑戦。家族一丸となって取り組み、当時の料理人たちにも戻ってもらい、2003年の夏、現在の形で営業を再開しました。
訪問日:2024/9/12
kj
・料理/盛り付け/器 ★★★★★
いろいろなところで鮎料理を食べてきましたが、落合簗の鮎の美味しさはトップクラス。
これだけ大きなヒレを持っている鮎は、東京の飲食店ではなかなか見ることができません。盛り付けや器も綺麗で言うことなし。
・接客/雰囲気 ★★★★★
天気が良くて最高でした。太陽の光でキラキラ光る利根川を眺めながら絶品の鮎料理を堪能。
風が抜けるフルオープンの建物なのですが、掃除が行き届いていて綺麗なところもいい。よく見ると蚊取り線香が焚いてあったりして、快適な環境作りに余念がない感じ。
電話で利根川側の席を予約していたのですが、案内されたのは川側なのですがテーブルエリアで、太陽の光が一部当たっている状態で。さすがにこれは暑いので、屋根のある座敷エリアに移れるかお願いしたところ、快く応じてくれたところも嬉しい。
ちなみに。土曜日のランチタイムに予約の電話をしたのですが、男性の声で「いま忙しくて!1時間後くらいにまた電話ちょうだい!」と。その通りに1時間後に電話してみると今度は女性のスタッフが出て予約を取れたのですが、コチラも忙しい感じの口調で本当に予約とってくれたのか心配になり、最後に「川側の席で予約取れたってことでいいですよね?」と確認したほど。
予約する際にはピーク時を外して電話しましょう。
接客は丁寧だったので、電話予約の時間帯だけ注意した方が良いです。
ADDRESS
群馬県渋川市大正橋際(群馬県渋川市北橘町八崎272-2)
272-2 Hokkitsumachihassaki, Shibukawa-Shi, Gunma Prefecture
TEL (11:00-20:00)
0279-22-1878
+81-279-22-1878
REGULAR HOLIDAY
営業期間中は無休(毎年6月末-9月末)
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発信者:高橋賢司
Webディレクター/吉祥寺 Kichijoji GO!運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店
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