2023.5.6
創業明治17年(1884年)。東京千代田区神田にある蕎麦処。
蕎麦の技術や伝統を伝えることを目的とした木鉢会所属店。
東急百貨店吉祥寺店に唯一の支店もあります。
休日のお昼時には長い行列ができることも珍しくない人気店です。
歯切れと喉越しの良い蕎麦
伝統の蕎麦はサクッと歯切れ良く、喉越しの良い仕上がり。
季節の蕎麦も提供されていて、写真の濃緑の蕎麦は節句そば「くさきり」大盛り。
濃い緑色がとても綺麗。ほのかに蓬(よもぎ)の香りも鼻に抜けていきます。
繊細な衣の海老天
天ぷら盛り合わせである「天種」には海老の天ぷらも入っていて、これがまた美味しい。
海老は大ぶりで、口当たりがとても軽くて香ばしい衣で包んであります。
口の中でサクサクとして、海老のプリッとした食感が楽しい1品。
気楽に食事できる雰囲気
有名な老舗蕎麦処ですが、誰でも気軽に蕎麦を楽しめる庶民的な雰囲気があります。
外に行列ができていても、蕎麦前の料理と酒をゆっくり味わっている常連が急かされることもありません。それどころかスタッフと楽しげに会話をしていることも。
客層も幅広く、1人で蕎麦を楽しむ人の姿も珍しくありません。
歴史ある建物は重要物件指定
東京神田のビル街にポツンと建つ神田まつや本店の建物。千代田区から「景観まちづくり重要物件」に指定されています。
店内には千代田区から寄贈された重要物件指定を証明する楯が飾られています。
店内奥には蕎麦を打つスペースもあり、どの席からも職人が蕎麦を作っている過程を見ることもできます。
また店内の壁には「舌代(ぜつだい)生そば3人前税込2700円」と「舌代」が書かれているところも珍しい。こういうところからも神田まつやの歴史を感じます。
ちなみに「舌代」とは「申し上げます」の意で、挨拶や値段表などのはじめに書く語。口上書きのこと。
関連ページ
> 神田まつや吉祥寺店
ADDRESS
東京都千代田区神田須田町1-13
1-13 Kandasodacho, Chiyoda Ward, Tokyo
TEL (11:00-20:00/SATURDAY・HOLIDAY:11:00-19:00)
03-3251-1556
+81-3-3251-1556
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発信者:高橋賢司
Webディレクター/吉祥寺 Kichijoji GO!運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店
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