2022.8.31
祇園四条駅から徒歩約10分。
京都祇園切通し沿いにある京寿司専門店。天明元年(1781年)から現在の地で創業。
長きにわたって花街と京の町衆に親しまれてきた老舗です。
歴史を刻んだ建物には、大きく「いづう」と書かれた暖簾がかけられています。
この印象的な店名は、初代「いづみや卯兵衛」の初文字を冠した屋号。
名物の鯖(さば)姿寿司は、京の町衆に「ハレの日」の味として好まれてきたもので、代表的な京料理の1つ。
「いづう」では創業から現在に至るまでお茶屋に卸していて、京舞を見ながら楽しむ逸品として、旦那、芸妓、舞妓にも愛用されています。
店内はテーブル席が4つあり。
BGMなどはかかっていないので、とても静かな環境です。
銀色に光る鯖姿寿司
オススメは何といっても鯖姿寿司。
「いづう」の公式サイトによると、鯖は日本近海で獲れた真鯖、米は滋賀県産の江洲米、寿司全体を包む昆布は北海道産を使用。長く付き合いのある仕入先から、市場に出回る前の厳選素材を仕入れています。
下記のメニューを注文。
「夏の献立」は鱧姿寿司、鯖姿寿司、胡瓜巻き寿司、お吸い物のセット。4400円。
もう1皿は鯖・箱寿司盛合せ。3740円。
どちらも高級です。
どの寿司もとても綺麗で、崩すのが勿体無いほど。
鯖姿寿司は巻いてある昆布を剥がして、別々に楽しみましょう。昆布は硬めに仕上げてあるので、巻いたまま食べようとすると、噛み切る前に鯖とシャリが崩れてしまいます。
昆布を剥がすと銀色に輝く鯖が見えてきます。
鯖は肉厚で瑞々しく、嫌な臭みはありません。昆布の出汁、酢の酸味、シャリが一体となってとても美味しい1品。
鯖を使用しているので臭みが少ないとはいえ、あまり口に合わない人もいるかもしれません。
それでも歴史を積み重ねてきた貴重な京寿司。京都旅行の際に訪れる価値があります。
ADDRESS
京都府京都市東山区八坂新地清本町367
367 Higashiyamaku Yasakashinchi kiyomotocho, Kyoto-Shi, Kyoto
TEL (11:00-22:00/SUNDAY・HOLIDAY:11:00-21:00)
075-561-0751
+81-75-561-0751
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発信者:高橋賢司
Webディレクター/吉祥寺 Kichijoji GO!運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店
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