中野駅南口から徒歩約5分。マルイの裏エリアにある上海家庭料理店。
孤独のグルメを見て訪問。
オレンジ色の外観がユニーク。店内はテーブル席のみで全部で16席。

好き嫌い分かれそうな個性的な味

メニューはテーブルに置いてあるものの他に、ホワイトボードに書かれている日替わりメニューもあります。
馴染みのある味付けの料理の他に、蔡菜食堂でしか味わえないような仕上がりのものもあり、好き嫌いが分かれるかもしれません。

スペアリブの黒酢ソース炒め1350円。
こちらはイメージ通りで美味しい。黒酢のほのかな酸味と、甘みもしっかり感じる味付け。

レバニラ炒め950円。これが凄い。
真っ黒なタレは超濃厚。スペアリブで使用している黒酢ソースをさらに煮詰めたような印象。甘みも強い。
レバーとニラはサッと炒めた程度なので、レバーはレアでジューシー。ニラはシャキシャキです。
注文時に女将さんが「ご飯は？」と聞いてきて断ったのですが、途中でやはりご飯を注文。
超濃厚なレバニラ炒めひとくちで、ご飯が3くち進みます。そしてご飯はフワフワ。最高に美味しい。

青菜の水餃子（3個）300円。
餡がぎっしり詰まっていてプリプリの食感が気持ちいい。野菜のお出汁を中心に感じて、とても優しい味わい。
これを最初に注文していたら醤油などをかけたくなるでしょうが、超濃厚レバニラ炒めの後だとホッとして丁度いい。

お麩と木耳（きくらげ）の醤油煮650円。
珍しかったので注文。甘ダレを吸い込んだお麩は固めの食感。
冷たい状態で出てくるので、箸休めになります。

黄ニラと海老卵炒め1300円。
フワフワの卵、シャキシャキのニラ、プリプリの海老の食感がいい。
イメージ通りの美味しさ。

ごま団子450円。こちらも蔡菜食堂ならではの仕上がり。
ごま団子といえば、揚げた団子の表面に隙間なく胡麻がまぶしてあるイメージですが、蔡菜食堂ではお湯の中に丸い小麦粉の塊が入っているだけのようなビジュアル。
一瞬「何これ？」と思いましたが、レンゲですくって団子を割ってみると驚き。真っ黒な餡が出てきて、この胡麻の風味が凄い。甘さは控えめで美味しいの一言です。

可愛らしい女将さん

女将さんは小柄で短髪で飾り気なく、フレンドリーに接してくれて可愛らしい雰囲気です。
「スペアリブがオススメ。美味しいよ」「ご飯いる？」「これは片付けていい？」など、いろいろと声をかけてくれます。こんな女将さんを慕ってくる常連の姿もありました。
予約なしでふらっと来た客に対しては「もう満席。ごめんねぇ」と心からのやりとり。
ちなみにメニューには写真がないので、気になる料理があったら気軽に聞いてみましょう。

ざっくばらんな感想・クチコミ

訪問日：2024/7/13

kj
・料理/盛り付け/器　★★★★☆
レバニラ炒め、ごま団子の2品が、今まで食べたことのないような味付けで驚いた。
次回は麺類も試してみたい。
ちなみに黄ニラと海老卵炒めを食べ終えたら、皿の中心にマルイのロゴが見えてきたときはニヤッとしました。マルイの景品か何かでもらった皿でしょう。それをお店で使う気取らない感じもまたいい。

・接客/雰囲気　★★★★☆
GoogleMapの口コミを見ると、気さくに話しかけてくれる女将さんとのやりとりがきっかけで、不快に感じてしまっているような感想がいくつかありましたが、変に気を使わなければいいだけです。すすめられても食べたくなければ断ればいいし、タレが残ったお皿を片付けられそうになったら「まだ食べます！ご飯にかけます！」などと言えばいいだけ。

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発信者：高橋賢司
Webディレクター／吉祥寺 Kichijoji GO！運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店

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