2024.6.6
三鷹駅北口から徒歩約3分。
もつ焼き、煮込み、旬の食材を使用した1品料理を提供する居酒屋。
写真をもっと見る
※料理などの内容は変更になる場合があります。参考としてご覧ください。
粋な大人が集まる店
刺々しく描かれた「婆娑羅」の文字が光る提灯に照らされた外観は、一見、怪しさ漂う雰囲気があります。
店内は調理場を囲むようにコの字型に設置されたカウンター席のみ。入口付近の天井にはテレビも設置されています。
和服を着こなした60代くらいの男女グループ、長髪で顎髭を胸まで伸ばしている男、1人で静かに酒を味わう常連の中年男、ご主人との会話を楽しむ若い女性2人組など、客層が幅広くてとてもユニーク。
粋な大人たちが集まる社交場のようなお店です。
それでいて、一見のおひとり様でもリラックスして飲めるであろう、温かい雰囲気もあり。
お手頃価格で美味しい料理
もつ焼きはタン、軟骨、しろ、かしらなど1本100円。その他にも500円前後の料理が充実しています。
旬の食材などを使用した日替わりメニューは、壁にかけてある黒板に書かれているので、あわせてチェックしましょう。
絶品しめさば750円。婆娑羅に来たら、だいたいこれから始めます。
釣りたてか?と思うくらい瑞々しくて美味しい。銀色もとても綺麗。
和風だしのにら玉とじ680円。ふわふわに仕上げた卵が、たっぷりの出汁に浮いています。
シメにもピッタリ。
もつ焼き1本100円。
しろ、なんこつ、かしら、たん、はつ、レバーがあります。めちゃくちゃ安い。
いかわた味噌焼き650円。
濃厚な味噌と、わたの風味・苦味が絶妙。ちびちび食べながらお酒を楽しむのにピッタリです。
カウンターの目の前には炭火の焼き場があり、もつ、魚、おにぎりなどがじっくり焼かれていきます。
婆娑羅の風情がいい
お店の外観も風情がありますが、店内にも他店ではなかなか見ることができない粋なものを感じます。
グラスの婆娑羅の文字も良いですが、氷を入れるお酒の注文が入ると、スタッフがアイスピックで「カッカッカッカ」と氷を割ってグラスに入れてくれます。特に夏は、この音が涼しげで最高。
また、鰹節を削り器で削っていたりして、ひと手間ふた手間かかることをあえて選んで継続しているところが素晴らしい。
カウンターに置いてある婆娑羅マッチ。紙タバコを吸っている人なら絶対に持ち帰りたいと思うはず。紙タバコを吸っていなくても欲しい。
ちなみにメニューの裏側には店名やビッチサワーの由来、そば焼酎について記載があるのですが、婆娑羅のお店の雰囲気をイメージできるので、ぜひご一読を。
※現在は店名の由来のみで、ビッチサワーの由来、そば焼酎についての記載は無くなっています。
以下、メニュー裏側の記載事項を転載
■婆娑羅の由来
インドの古い言葉であります。
どんなに強く硬いものでも打ち砕く杵。
そしてそれを持つ神様の名前であります。
また、風流に遊び、派手にふるまうことの意味もあります。
この酒場で飲む人達が、酒に酔い傍若無人にふるまい
どのような狼藉をも許す覚悟があるということで
この言葉をいただきました。
■オリジナルブレンドの芋焼酎
鹿児島県始良郡の「白金の露」「白金の露・黒」そして「黄麹蔵」という3種類の芋焼酎をつかっています。
私にとってこの3本はどれも甲乙つけがたく、ならば3本一緒にしてしまえ、という実に乱暴な発想からでした。
どうぞ3種の味わいを感じてください。
■そば焼酎
いきなり「この焼酎、試していただけないでしょうか」と男が入って来ました。
熊本の小さな造り酒屋のたった一人の営業マン。
無骨で正直だけがとりえのような男でした。
少し情けもはたらいて、試してみました。
「うまい、つかってみましょう」男は深々と頭を下げると
「はじめての成約です」と言って涙ぐんでいました。
この焼酎は人助けの酒であります。
■ビッチサワー
焼酎をジンジャエールのドライで割ったサワーです。
口当たりのよい爽やかさ、ほのかな甘み、女性に大人気。
しかしその名の由来は、あのいかがわしい意味のビッチであります。
その甘い誘いに身をまかせると、性悪な女になぶり倒されるように酔うかもしれない。
ADDRESS
東京都武蔵野市中町1-3-1
1-3-1 Nakacho, Musashino-Shi, Tokyo
TEL (17:00-22:00)
0422-54-1666
+81-422-54-1666
REGULAR HOLIDAY
日曜日・祝日
SUNDAY・PUBLIC HOLIDAY
MAP
SNS
SNSでも吉祥寺情報を発信しています。
繋がりましょう。
発信者:高橋賢司
Webディレクター/吉祥寺 Kichijoji GO!運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店
Instagram > X・旧Twitter > YouTube >