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※料理の内容や価格は変更になる場合があります。参考としてご覧ください。
駒形どぜう浅草本店
KOMAGATA DOZEU
2024.8.21
浅草駅から徒歩約5分。江戸通り沿い、バンダイ本社ビルの向かいにある、どじょう料理専門店。
創業1801年。江戸時代から続く庶民の味
駒形どぜうが創業した1801年は、江戸幕府11代将軍・徳川家斉の時代。
200年以上営業を続けている歴史あるお店です。
メニューはどじょう料理とクジラ料理がメイン。公式サイトによると、初代がどじょうなべ・どじょう汁をはじめ、2代目がくじらなべを売り出したとのこと。
ちなみに暖簾やメニューには「どじょう」ではなく「どぜう」と書かれていますが、これは1806年(文化3年)に発生した大火事で店が焼けてしまった際に、当時の「どじょう」の呼称である「どぢやう」の4文字が縁起が悪いということで、奇数3文字の「どぜう」を使うようになったそうです。
創業当時の趣を残す建物も見どころ
背の高いコンクリートのビル群の中にポツンと建っている日本家屋が駒形どぜう。
向かいにはバンダイ本社ビルもあり、背の低い駒形どぜうの木造2階建の建物だけが時間が止まっているように見えます。
既述の文化の大火、関東大震災、第2次世界大戦の3度にわたって店が焼けてしまいましたが再建し、江戸時代の代表的な商家造り、出し桁造りを残しています。
通りに面した2Fに窓がないのは、江戸時代に大名行列を見下ろすことがないようにするためだったそうです。
暖簾をくぐると目の前には「入れ込み座敷」の空間が広がっています。
江戸時代の形をそのまま残したつくりになっていて、床に座って食べるエリア。
座布団より少し高いくらいの「かな板」が置いてあるのは、この上に「どぜうなべ」を置くと、食べるのにちょうどいい高さになるから。
あぐらをかきながら「どぜうなべ」を楽しむ入れ込み座敷もいいですが、体勢がキツイという方はB1、2Fの椅子席を利用しましょう。
写真はB1の椅子席。椅子に座ってテーブルでゆったり食事を楽しめます。
伝統の「どぜうなべ」
どぜうなべ3280円。
江戸時代から続く調理方法で仕上げてあります。
甘味噌仕立ての味噌汁で煮込んだ後、さらに出汁の効いた割下で煮こまれていて、すぐに食べることができる状態で提供されます。
真っ赤な炭が敷かれた鍋の上に、どじょうが敷き詰められている盛り付けはインパクトが凄い。
頭から尻尾まで丸ごと食べることができて、身はフワフワでとても柔らかい。少し骨を感じるときがありますが、その食感がまたいい。
継ぎ足すことができる割下とネギも付いてきます。
このネギの食感と香りも抜群。どじょうの上にたっぷり乗せて食べましょう。
柳川なべ3300円。
どぜうなべにごぼうが入っていて卵で閉じたもの。
どぜう汁350円。
どろっと濃厚な味噌汁。この中にもどじょうが入っています。
味噌田楽600円。
プリッとした食感の良いこんにゃくと、柔らかい舌触りの木綿豆腐に濃厚な味噌がたっぷり。
鯉のあらい1500円。
かなり淡白でほとんど味を感じないほど。独特の強い弾力を楽しむ1品といった印象です。
ざっくばらんな感想・クチコミ
訪問日:2024/8/17
kj
・料理/盛り付け/器 ★★★★★
年季の入った炭入れ、鍋、ネギが入っている木製の箱、七味と山椒が入った竹の筒など、風情があります。
夏は毎年、鰻に追加してどじょうも食べるようにしたい。
・接客/雰囲気 ★★★★★
長い年月をかけなければ出てこない雰囲気が最高です。
足が痺れてしまうので避けましたが。床に座って食べる1Fの入れ込み座敷は唯一無二。一見の価値あり。
スタッフさんたちは客を待たせないように、臨戦体制で対応してくれます。
ADDRESS
東京都台東区駒形1-7-12
1-7-12 Komagata, Taito Ward, Tokyo
TEL (11:00-20:30)
03-3842-4001
+81-3-3842-4001
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発信者:高橋賢司
Webディレクター/吉祥寺 Kichijoji GO!運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店
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