つくばエクスプレス線の浅草駅からすぐ。
かっぱ橋本通り沿いにある、どじょう料理専門店。1902年（明治35年）創業。

「どぜう」と極太の毛筆で書かれた大きな看板が屋根に掲げられた建物が飯田屋。歴史を感じる立派な佇まいです。
店内は掘り炬燵式のお座敷が広がり、2Fには個室もあります。

伝統の割下の味

名物はどぜう鍋、柳川鍋。
どじょうの大きさは小ぶりなシシャモくらい。15匹前後鍋に盛られ、すき焼きのような甘い味付けの割下で煮ていきます。

どぜう鍋には骨付きと骨抜きがあります。
骨付きであっても骨ごと食べることができる仕上がり。大きな枡に盛られたネギをたっぷりのせていただきます。
骨付きは骨の食感、いい塩梅のはらわたの苦味の両方を楽しむことができます。
別売りのごぼうものせれば、より濃厚な味わいに。

柳川鍋はあらかじめ卵でとじた状態で提供されます。

定食もオススメ

どぜう鍋を定食で注文すると、小鉢、味噌汁、お新香、ご飯が付いてきます。
お味噌汁はどぜう汁、玉子汁、とうふ汁の3種類から選ぶことができます。
写真は玉子汁。玉子はフワッとした食感でとろみもあり。

甘い割下で煮たどじょうとご飯の相性が抜群です。ついついかきこみたくなってなってきます。

また、どじょうの唐揚げは竜田揚げのような仕上がり。鍋よりも苦味が強い1品。ビールによく合います。

元来、安くて栄養価の高い食物として親しまれてきたという、どじょう。
価格はどぜう鍋が1850円なので、鰻と比較すればお手頃な価格帯です。

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発信者：高橋賢司
Webディレクター／吉祥寺 Kichijoji GO！運営
吉祥寺在住。吉祥寺の飲食店情報を中心に発信。ときどき西荻、三鷹、中央線、全国の美味い店

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