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クレープハウスサーカス
CIRCUS

2020.9.29

吉祥寺駅北口から徒歩約5分。サンロード商店街の中から外れる細い小道を曲がった目立たない場所にあるクレープ店。

小さなお店で日陰の暗いところに店舗があるにもかかわらず、しばしば行列ができる人気ぶり。
理由は看板に書かれている通り「ジャンボでやすい!」から。

もちもちでほんのり甘い大きな生地で、様々な具材を挟んだクレープは、200円台のメニューもあります。
生クリームやフルーツなどを挟んだ甘いメニューはもちろん、玉子レタス、ツナレタスなどのメニューもあり。

行列には若者だけでなく小さなお子さんから大人まで、幅広い年代の人が並んでいます。
店舗の周りはとても賑やか。ベンチに座ってジャンボなクレープを頬張っている人、黒板にびっしり書かれたメニューを撮影する人なども多く見かけます。

また、店のカウンターにはクレープハウスサーカスについて書かれた朝日新聞の過去の記事が誇らしげに貼ってあります。以下、記事の全文です。

※朝日新聞2015年の記事

全力夫婦、パリ生活の味

ほおばると、もちもちした皮の中に甘すぎない生クリームがたっぷり。高校時代、受験勉強の合間に通い、おなかとやる気を満たしたっけ。
記者(33)が青春時代を過ごした東京都武蔵野市の吉祥寺で、通い続ける店を紹介したい。大きさ、おいしさ、安さのほかに引かれる魅力は、35年間店を続ける夫婦にあった。

「ジャンボでやすい!」

黄色の板にペンキで描かれた看板。サンロード商店街の裏の路地に、1.5坪ほどのその店はある。「クレープハウスCIRCUS(サーカス)」。テントのような屋根の下に、屋台風の店舗。メニューが40種類以上並ぶ。

直径38センチのクレープ台で焼く生地は、薄いホットケーキのよう。具をたっぷり載せ、バタンバタンと三角に折りたたむ。「ハムレタス」「ピザ風ハムチーズ」など甘くないメニューも豊富だ。平日は1日150人、週末は300人近くが訪れ行列ができる。

週5日店に立つ、店長の山後(さんご)文子さん(64)と主に月曜日だけの夫富次男さん(64)=埼玉県所沢市=、2人の店だ。クレープ台の奥に、1枚の書がかかる。「墨仙(ぼくせん)」の雅号で活動する書家富次男さんの作品だ。

2人は40年前、芸術の都パリにいた。「現代美術を学べば書にも生かせる」と思った富次男さん。最先端の芸術に刺激を受けた。パリで伝統ある絵画展に入選。一方、趣味で絵を描いていた文子さんは、パリのレベルの高さに「圧倒された」。

絵の専門学校や語学学校に通うと1年で生活費は底をついた。2人で日本料理店でアルバイトをし、食費を切り詰めた。だが、街中を歩くといい匂いが。スタンドのクレープだ。バゲットが2本は買える値段。文子さんはこっそり食べた。

店員が生地の上で直接生卵を割り、へらでつぶしながら焼いていた。「ドゥフ(卵)」。発音が難しくて伝わらない。紙に単語を書いて、注文した。後に、CIRCUSの1品になる。

1977年に帰国。ちょうどその頃、東京、原宿に日本初と言われるクレープ店が登場した。
富次男さんが就職した広告会社も、クレープ事業に乗り出し、「フランス帰りだから」と任された。だが吉祥寺で店を開いた翌年、会社は撤退。会社を辞め、80年に店を買い取った。文子さんが店長を引き受けてくれた。

文子さんは、「おなかがいっぱいになるように」とパリで食べた大きさを再現した。子どももお小遣いで買えるよう、値段は200円台から。だが当初、クレープはあまり知られておらず、客はまばら。皮のおいしさと、注文を受けてから目の前で焼くのが受け、ネットの普及もあって徐々に増えていった。

富次男さんは書に専念でき、尺八太鼓などの音に合わせて書を書く独自の「書フォーマンス」を始めた。文子さんは「クレープ屋になるとは思っていなかったけれど、見聞きし、食べたことが役立ってよかった」と笑顔を見せる。

「いつもので」。あ、また常連さんがやってきましたよ。2歳の時から食べていたという町田市のイラストレーター山口康平さん(33)だ。「ここは私の心象風景。来ると、安心します」

ADDRESS
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-12-13
1-12-13 Kichijoji Honcho, Musashino-Shi, Tokyo

TEL(13:30-20:00)
0422-21-4257
+81-422-21-4257

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火曜日
TUESDAY

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